シュートの飛距離を伸ばす②

「どうすれば、3ポイントシュートがが届くようになりますか?」
スクールやレッスンをする中で、この質問をもらうこともありますし、
こういったメッセージをいただくことも本当に多いです。

以前書いた、「シュートの飛距離を伸ばす」も参考にしてください。

 

まず、シュートの飛距離には、当たり前ですが、ある程度の筋力が必要です。個人差はありますが、中学に入り2年になればほとんどの選手は3ポイントをうつのに十分な筋力が備わっていると考えています。
まず、この見極めをすることは重要です。体のできていない時期から無理に3ポイントをうつ必要はありません。それよりも、シュートのメカニズムを理解して、体に良いシュートの習慣をつける方が明らかに、体が成長したあとの上達がスムーズにいきます。

今日は、ある程度の筋力がついた選手に対して、どのように体を使うと楽にボールが飛ぶかを考えてみます。
(トレーニングも今後、まとめてみようと思います。)

 

「シュートを飛ばすのに最も大切なのは足の力」

誰もが聞いたことがあると思いますが、これだけでは不十分だと考えています。
最も大切なのは、

足の力を無駄にすることなくボールに伝えること

だと考えています。

足で作った力をうまくボールに伝えている人の特徴をまとめてみます。

 

①リズム
安定してシュートを打てる人は、演奏指揮者のようにリズムが一定です。
一方、ボールが飛ばない、安定しない人は、距離が伸びてくると力みなどからリリースまでのリズムが不規則になっていることが多いです。タクトを動かす途中で急に止まったり、スピードが落ちたりするイメージです。


こちらの動画を見てみてください。もう引退しましたが、元NBA選手のスティーブナッシュのシューティングの動画です。
(身体能力をカバーする圧倒的なスキルを持っていて大好きでした。日本人には動作的には真似しやすいと考えているので、よく参考にしています。)


(ちなみに1分間で決められる本数にチャレンジしています。正確ではないですが、世界記録が20本くらいだった気がします。レバンガ北海道の折茂さんもチャレンジしていたのを覚えています。)

ここでいうリズムというのは、

キャッチ

シューティングポケット (ナッシュの場合は胸の下)

シューティングテーブル (ナッシュの場合はおでこの上)

リリース

この4つの動作と、動作間のボールの動きのことです。
常に同じリズムでリリースまで動作がつながっています。

シュートが届かない、安定しない多くの選手では、特にシューティングポケットからシューティングテーブルまでの動作が一定でないことが非常に多いです。具体的には、手を持ち替えたり、手首を曲げる動作が入ったり、ボールが上下したり、体幹周りが動いてしまうなどと色々な「クセ」がつきやすいです。

また、リズムの最後を合わせるのにイメージとして、「足首の進展」と「手首のスナップ」のタイミングをあわせることを薦めています。シュート動作でめちゃくちゃ高く飛べるわけではないので、体が上がりきる前にリリースを終えてしまうほうが脱力してシュートをうつことができると考えています。現代のトレンドとしてNBAでもそういったショットをうつ選手が多いです。

(よく勉強する選手から「ワンモーション」と「ツーモーション」の質問もあります。このリズムの話につながるのですが、またまとめてみます。)

 

②シューティングテーブルの高さ
これは感覚的にわかりやすいと思いますが、高い位置のシュートはより筋力が必要となります。身長、身体能力にあったシューティングテーブルを見つけていくことが大切です。バスケットボールスクール「リアルアビリティ」のブログにもありましたが、「ローシュート」(シューティングテーブルを低くする)のテクニックを日本人はつけていくべきだと考えています。


(NBA選手を参考にする人は多いですが、身体能力が違いすぎて難しいことが多いです。)
シューティングテーブルを低くすることで、動作もよりコンパクトになり、①のリズムもとりやすくなります。

③ターン
正確には「ターン」ではなく、リリースの動作中に利き手側の足、お尻、肩をリングに向けて出していきます。(利き手側ではない方は特に動かさない。)
リリース時のこの角度はシュートに入る前の体の向きにもよりますが、約30~60度くらい動かします。
参考にステファンカリーのショットハイライトをあげておきます。

「リングに正対してうちなさい」とよく指導されていますが、体の構造上、うまくボールに力を伝えることができません。
これは以前、「安定したシュートをつくる」でまとめているので読んでみてください。

 

④ライトフェイダウェイ


ライトフェイダウェイとは軽いフェイダウェイのことで、この動作が一番身につけるのに難しいです。
動作的には、リリース時に上半身はそのままで、下半身を前に出していく動きになります。
(①のナッシュも③でのカリーのシュートも足に注目すると少しだけ前に出ています。)

なぜこの動作が効果的にボールを飛ばせるかというと、下半身を出すことで、上半身が軽くそるような状態になっています。この時、肩が上がりやすく、さらに胸筋まわりの筋肉も働きやすくなります。つまり、上半身における大きい筋肉を効果的に使えるようになるということです。

上半身を前傾にすると肩は上がりにくいですよね。これは当たり前のことなのですが、多くの人は届かない時に上半身を前に出していき、下半身(足)が後ろにあるようなショットをうってしまいがちです。そうなると、肩がスムーズに上がらないために力みからショットのずれがうまれたり、上体が前に大きく動くことでショットの距離も不安定になり、コントロールできなくなります。

これを伝えると極端に取り入れて、常にフェイダウェイでうつ選手がでてくるのですが、あくまで上体はその場です。上体をそらすイメージではなく、脚を前に出すイメージが良いです。

実際に始めるとき(伝えるとき)はシャドー(ボールのない動きづくり)からはじめます。ターンとライトフェイダウェイを組み合わせるのに、「右足のつま先をしっかり伸ばしていく」ようにするとうまくいくことが多いです。

 

 

シュートの飛距離を伸ばすということで4つほどまとめてみました。各自の体のつくりや能力に合わせて取り入れられるところが違うと思いますが、参考にしてみてください!

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