暗記法①で暗記の仕方の一例として付箋を使用したものを紹介しましたが、暗記法は自分にあったものが一番良いと考えています。
どんな方法であっても暗記をする際に意識すべき、3つのルールをまとめてみます。
- 変化をつける
やり方や勉強する場所、時間などに変化をつけながら暗記を進めると最も効率が良いです。人は同じ動作や作業を繰り返していると、慣れてしまい頭があまり働かなくなります。「あれ、慣れてきたな」と感じたらいろいろな方法を取り入れてください。脳に常に新鮮な刺激を与えることができます。
僕も、声に出して読んだり、自分に説明(講義のように)したり、それを録音して聞いたり、倍速再生したりととにかく変化をつけて暗記していました。また、付箋暗記では、貼る場所を頻繁に変えていました。 - 反復タイミングを意識する
おそらくほとんどの人は聞いたことがあると思いますが、「エビングハウスの忘却曲線」によると、人は覚えたことを30分後には40%忘れ、1日経つと約60%、3日経つと75%、1ヶ月後には80%を忘れるということがわかっています。
そのため、忘れるタイミングで反復して復讐することが大切です。コツとしては始めには復習の頻度を多くして、徐々にその頻度を開けていきます。
僕の場合は、勉強したことをその日の夜に復習、次の日の朝、3日後、1週間後、1ヶ月後、ここまでは最低でもやっていました。この作業を行いながら毎日少しずつ新しく覚えることを増やしていきました。 - 始めは浅く、徐々に深く
暗記が下手、勉強が続かない人の特徴として、参考書などに書いてあること全てを覚えようとすることがあげられます。例えば、英単語を覚える状況を考えてみてください。単語帳には、1つの単語に対していくつもの意味がありますよね、さらには類義語や使い方、熟語などたくさんの情報があります。1周目からこれを全て覚えるのは不可能です。
「始めは浅く」とはどういうことかというと、覚える量を最小化します。1つの単語に対して、まずは1つの意味だけ覚える。このやり方なら反復も簡単にすることができます。暗記はかける時間よりも、回数を重ねたほうが強く脳にインプットできます。
浅くても確実な情報をインプットしたら、繰り返しの中で徐々に深く情報を付け加えていきます。確実な情報に結びつけると、簡単に覚えていくことができます。
僕も受験対策として、まずはよく出るとこだけ確実に覚えてから、徐々に深いところまで勉強していました。
勉強、暗記が苦手な人はぜひこれらの3つのルールを意識して自分なりの暗記方法を作ってみてください。意識するだけで勉強効率が大きく変わると思います。
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